眠れない、途中で何度も目が覚める、朝早く目が覚めてしまうなど、不眠の症状は多くの方が経験するこころと体の不調のひとつです。仕事のストレスや生活環境の変化、人間関係の悩みなどが続くと、眠りの質が低下することがあります。
不眠が続くと、日中の集中力の低下や疲労感、気分の落ち込みなどにつながることがあります。こうした状態に対して、心療内科では睡眠薬などの西洋薬による治療が行われることが多いですが、症状や体質によっては漢方薬を用いた治療が役立つこともあります。
漢方医学では、こころと体を切り離して考えるのではなく、全体のバランスを整えることを重視します。ストレスや疲労が続くと、自律神経のバランスが乱れ、眠りにくさだけでなく、動悸、胃腸の不調、頭痛、めまいなどの症状が現れることがあります。漢方薬は、こうした体とこころの両方に関係する不調に対して、体質や症状の特徴を踏まえて処方されます。
例えば、不安や緊張が強くて眠れない場合、疲労感が続いて眠りが浅い場合、夜になると気分が落ち着かない場合など、不眠の背景によって選択される漢方薬は異なります。患者さんの体調や生活状況を伺いながら、適した治療方法を検討していきます。
また、漢方薬は西洋薬と併用して用いられることもあります。症状の程度や体質に応じて治療方法を調整することで、睡眠の状態が改善していくことがあります。
当院では、不眠やストレスに関連するこころの不調に対して、必要に応じて漢方薬を用いた治療も行っています。眠れない状態が続いている場合や、睡眠の質の低下が気になる場合には、ご相談ください。
睡眠の問題は、生活習慣やストレス、体調などさまざまな要因が関係して生じます。症状の背景を踏まえながら、その方に合った治療方法を一緒に考えていくことが大切です。眠れない状態が続いている場合には、一人で抱え込まずご相談ください。
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