よくあるご質問の中から、代表的なものについてまとめました。気になるご質問がございましたら、ご確認ください。
◎ 診察に関すること
↓
初めて受診する際に何か準備は必要ですか?
具体的に必要なものは「初診の方へ」のページをご参照ください。その他、特にご準備いただく必要はありませんが、診察の際に聞きたいこと(例えば、病気や治療の見通し、日常生活、仕事・学業のこと等)、伝えておきたいこと(例えば、どのような症状で困っているか、現在服用されているお薬について等)を事前にメモしてお持ちになられるとスムーズです。
診察時間はどのくらいかかりますか?
初診の場合、詳しくお話を伺うため待ち時間を含めて1~2時間程度、再診の場合、待ち時間を含めて30分程度はかかると思います。診察の内容などによっては診察時間が前後することもありますので、受診の際はお時間に余裕を持ってご来院ください。
何歳から受診できますか?
当院では、高校生以上の方を診察の対象とさせていただいております。18歳未満や高校生の方は、保護者の方同伴でご来院ください。
診察に家族や家族以外の付き添い者が同席しても大丈夫ですか?
患者さん本人の了承が得られましたら、同席は可能です。ただし、医師が患者さんのみからお話を伺うのが良いと判断した場合は、付き添いの方には待合でお待ちいただくことがあります。何卒ご了承ください。
診察時に話した内容が外部に漏れてしまうことはありませんか?
医療従事者には守秘義務があるため、診察時にお話しいただいた内容が外部に漏れることはありません。患者さんの同意なく外部へ情報提供をすることはありません。安心して受診してください。
急に症状が悪くなり、次の受診日まで待てそうにありません。当日の受診は可能ですか?
当院は完全予約制となっており、原則として再診の方も予約での受診をお願いしております。しかしながら、通院中の患者さんで著しい症状の悪化がある場合、当日の予約状況等を含めて判断させていただきます。まずはお電話でお問い合わせください。
他院の内科を受診していますが、このような場合も診療情報提供書(紹介状)は必要ですか?
紹介状をご持参いただかなくても診察は可能です。しかしながら、紹介状をご持参いただくと患者さんの治療歴などがわかり、これまでの経過を1からお話しいただくというご負担は減ります。またお薬の正確な情報も確認できるため、診療がスムーズになります。そのため、出来る限り紹介状をご持参頂くようお願いしております。
ナルコレプシーの診療は行っていますか?
当院はナルコレプシー治療薬の登録医療機関ではないため、ナルコレプシーの診療は行っておりません。
診療の経過の中でナルコレプシーと診断された方は、他の専門医療機関にご紹介させていただきます。
発達障害の診断はしてもらえますか?
可能です。自記式の自閉症スペクトラム障害のスクリーニング検査の結果を参考に、患者さんの現在の困りごとやこれまでの生活歴などをもとに医師が診断します。
ADHDを診てもらえますか?
可能です。ですがコンサータの処方は当院ではできかねますのでご了承ください。
◎ 費用に関すること
↓
診察の費用はどのくらいかかりますか?
診察料金は、20歳未満の方、診察開始時刻、診察時間、検査などによって変わります。3割負担の方の一般的な診察料金の目安(お薬の処方がある場合)は初診で2,500円~3,000円程度、再診で1,500円~2,000円程度となります。なお、厚生労働省の規定により平日18時以降・土曜日12時以降の受付は夜間・早朝等加算が適用となり、50点(3割負担で150円)が加算されますのでご了承ください。また、当院は院外処方となっております。お薬を処方した場合には、調剤薬局にて別途薬剤料金がかかります。
カウンセリングの費用はどのくらいかかりますか?
カウンセリングは、自由診療となっております(各種保険、公費対象外です)。1回30分5,000円(税込)あるいは1回60分8,000円(税込)となります。なお、カウンセリングを受けられた当日に、健康保険を使うこと(当院の医師診察・処方箋処方・心理検査等)は、混合診療とみなされるためできません。
診断書等の費用はどのくらいかかりますか?
診断書等の費用については「費用の案内」のページをご参照ください。
支払いの際、クレジットカードは使えますか?
はい、お使いいただけます。当院ではお支払い方法として現金の他に、クレジットカード、交通系IC、PayPayでのお支払いに対応しております。
マイナ保険証ではなく、従来の健康保険証での受診も可能ですか?
はい、現在のところ従来の健康保険証での受診も可能です。健康保険証は月1回ご提示をお願いさせていただきます。また、保険証の変更有無を受診の都度毎回、口頭にてお尋ねいたします。
◎ お薬に関すること
↓
お薬だけ処方してもらうことはできますか?
お薬のみの処方はできません。再診の方でも、必ず診察したうえで必要なお薬を処方させていただきます。
漢方薬の処方をしてもらうことはできますか?
当院では、漢方薬による治療も行っております。患者さんの症状や体質などを考慮したうえで漢方薬の処方を行います。ご希望の際は、ご相談ください。
お薬の副作用や依存性が心配です。
当院では、患者さんのご希望を伺いながら状態や症状に合わせた必要最小限の処方を心がけております。
お薬について少しでも気になる点がありましたら、遠慮なくご相談ください。
◎ カウンセリングに関すること
↓
診察を受けず、初回からカウンセリングだけ受けられますか?
当院では、カウンセリングの適応があるかどうかの判断や薬物療法を含め医師の治療が必要かどうかを判断するため、初診時は医師が診察をさせていただきます。カウンセリングのみをご希望の方も、まずはお電話もしくはWEB で初診予約をお取りください。
他院の精神科・心療内科に通院していますが、カウンセリングを受けられますか?
まずはカウンセリングを受けることについて、通院先の主治医に許可を得てください。その上で当院へご来院の際は、診療情報提供書(紹介状)をご持参ください。初回は医師の診察を受けていただき、当院でのカウンセリングの適応の判断をさせていただきます。
カウンセリングの期間は決まっていますか?
カウンセリングの期間は、患者さんの症状や目的によって異なります。1回~数回で終了する方から年単位で継続する方までさまざまです。終了時期は患者さんご本人の意志と症状などを総合的にみて判断します。患者さんが終了を希望される場合は、むやみに終了時期を引き延ばしたりするようなことはございません。ぜひ安心してカウンセリングをご利用ください。
カウンセリングに家族が同席しても大丈夫ですか?
当院ではカウンセラーが患者さんに個別カウンセリングを行っています。患者さんが話しやすい環境作りを大切に考えており、基本的にはご家族の同席は遠慮いただいております。しかし、やむを得ない事情があり、患者さん本人の了解が得られる場合は個別にご相談に乗らせていただきます。
カウンセリングの予約時間に遅れてしまった場合はどうなりますか?
予約時間に遅れていらっしゃった場合、予約いただいた時間枠の中でのカウンセリングとなり、カウンセリング時間が短くなってしまいます。料金は通常料金(30分の場合5,000円、60分の場合8,000円)となります。カウンセリングの当日は、時間に余裕をもってお越しください。
カウンセラーは毎回同じ方でしょうか?
カウンセリングでは、ご相談を深く丁寧に伺うために原則として毎回同じカウンセラーが担当します。継続して同じカウンセラーと面談することで信頼関係が構築され、その信頼関係を基にご自身の問題に取り組むこともカウンセリングの大切なプロセスの一つとなります。
発達障害に対するカウンセリングは可能ですか?
可能です。発達障害は特性理解と生活への工夫が重要といわれています。心理士が日常生活での困りごとや対人場面での葛藤などを伺い、お一人お一人に合わせて支援して参ります。
◎ 心理検査に関すること
↓
発達障害の詳しい心理検査を受けられますか?
当院で実施している発達障害に関する検査はAQ(Autism-Spectrum Quotient:自閉症スペクトラム指数)のみです。発達障害の判断基準としてよく用いられているWAISなどの知能検査は、当院ではおこなっておりません。(なお知能検査は本来発達障害を診断する検査ではありません)
これまでの経過や症状から発達障害の診断は可能ですが、より詳細な心理検査を希望される方は他の医療機関にご相談ください。
知能検査や性格検査だけを受けることはできますか?
当院で行っている心理検査は保険適用となる、うつ病の症状の程度を測定するCES-D (Center for Epidemiologic Studies Depression Scale)と、認知機能を簡易的に評価するMMSE (Mini Mental State Examination)のみとなります。知能検査や性格検査は施行しておりませんので、ご了承ください。
MMSEの心理検査だけで認知症だとわかりますか?
MMSEの点数だけで認知症であるという診断はできません。MMSEの点数を参考に、日常生活の様子や認知症の症状について丁寧に伺い、総合的に判断して診断をつけていきます。医師が必要と判断した場合、総合病院や大学病院等でより詳しい脳の検査(MRIやCT等)をお勧めすることもあります。
◎ 腫瘍精神科に関すること
↓
がん治療をしている病院の主治医の先生に許可をとる必要はありますか?
主治医の許可がなくても診察は可能です。しかしながら、ご来院の際に診療情報提供書(紹介状)をご持参いただけると、主治医の先生と円滑な連携がとれ、よりスムーズに診療を行うことができます。初診の患者さんはできるだけ紹介状をご持参ください。
がん治療中ですが、不安や不眠などの症状に対するお薬を服用しても問題ないのでしょうか?
当院では、がん治療のお薬と当院で処方するお薬の相互作用には十分注意を払っております。また、がん治療とのバランスを考えて必要に応じて適切なお薬を安全に処方しております。ご安心ください。
周りにAYA世代のがん経験者がおらず、病気や治療のことを共有できる人がいません。孤独です。
AYA世代のがん経験者と経験を共有できる場として「ピアサポート」があります。同じ世代のがん経験者が集い、経験してきたことやこれから経験するであろうことを気兼ねなく話したりできる場です。当院ではピアサポートに関する情報を提供することもできますし、患者さんの孤独感について詳しくお伺いし対応することも可能です。どんな些細な事でもおひとりで抱え込まずに、まずはご相談ください。
子どもがまだ園児ですが病気について伝えた方がよいのでしょうか?
お子さんには「余計な心配をかけたくない」という気持ちになるかもしれません。しかしながら、お子さんは親御さんの様子から普段とは違う状況であることに気づくものです。大切な家族の一員として、お子さんの年齢や性格を考慮しながら、病気や治療について焦らずに伝えるのが良いでしょう。それがお子さんの安心感につながることになります。当院では、お子さんへの伝え方やタイミングについてのお悩みにも相談に乗らせていただきます。
◎ 家族ケア外来(家族相談)に関すること
↓
家族(患者さん)をサポートする上で、自分自身に対して気を付けることはありますか?
患者さんのことを大切に思う気持ちとともに、ご自身のことも大切にしてください。患者さんをサポートするためには、ご自身のこころと体が満たされていることが大切です。そのため、普段からご自身がリラックスできる時間を持つことを心がけてください。ご自身がほっとしたり、楽しむことがことが出来る時間を持つことは、患者さんをサポートしていく上でとても大切なことです。
気分の落ち込みが続いてますが、どのくらい続いていたら受診した方が良いのでしょうか?
気分の落ち込みや不眠など心身の不調が2週間以上続いている場合は受診することをお勧めします。また、生活に支障が出ている場合は早めに受診しましょう。
家族(患者さん)にどのように接すれば良いのでしょうか?
変に特別扱いせずに、なるべくこれまで通りと変わらない態度でコミュニケーションをとることを心がけましょう。変に特別扱いすると、患者さんの孤立感を深めてしまう場合があります。患者さんが出来ること・したいことを無理のない範囲で尊重し、必要なサポートをしましょう。
◎ 遺族ケア外来(グリーフケア外来)に関すること
↓
遺族にはどのような言葉をかければよいですか?
大切な人を亡くしたご遺族は、こころに大きなショックを受け、悲しみの真っ只中にいます。ご遺族には、お悔やみの言葉や「よく頑張ったね」「悲しいなかで、よくやっているよ」といったねぎらいの言葉を伝えましょう。逆に「しっかりしてね」「頑張れ」は禁句です。
また、遺族を傷つける言葉として「寿命だったのよ」「いつまでも落ち込んでいたらダメよ」「あなたの気持ちはわかる」などの言葉があります。もし、このような言葉かけを聞いた場合は「そんな言葉をかけられると余計つらくなるよね」といった言葉でご遺族に寄り添うことも大切です。
遺族をどのように励ましたらよいですか?
励ましや助言ではなく「聴く」ことを優先してください。安易な励ましや助言は、ご遺族を傷つけたり負担感を与えたりすることがあります。ご遺族の言葉に深く丁寧に耳を傾け、否定することなく思いを受け止めてあげましょう。ご自身の思いを安心して話すことができることは、こころの負担の軽減につながり大きな支えとなります。
遺族から「よく眠れない」と相談されました。どのように対応すればよいですか?
不眠になる要因はいくつかありますが、まずは日中運動をしたり、夜にリラックスするなど生活習慣の改善を提案してみましょう。このような日々の生活の中での工夫をしても効果が出ない時は、医師に相談することを検討してください。
また、不眠はうつ病の主要な症状の一つです。不眠に加えて気持ちの落ち込みなど気になる点があれば、早めに心療内科や精神科への相談を検討しましょう。
遺族ケア外来では、ペットロスの相談も可能ですか?
当院の遺族ケア外来では、ペットロスの相談も可能です。大切なペットを亡くされた後のお気持ちに配慮しながら、丁寧にサポートさせていただきます。
◎ その他
↓
心療内科と精神科は同じですか?
心療内科と精神科は、厳密には違います。総合病院や大学病院では心療内科と精神科は分かれていることが多いですが、クリニックではあまり区別せずに両方の診療科を標榜しているところが多いです。当院も心療内科と精神科を区別せずに診療しています。
診察とカウンセリングの違いはなんですか?
診察でも、患者さんのお話をお伺いして、お悩みや困りごとを一緒に整理したりするといったカウンセリングのような関り方をすることもあります。しかしながら、病気を治療するという観点から、患者さんの症状の改善・解消を目的に治療を行います。特にお薬の調整を伴う治療は医師にしかできません。
一方、カウンセリングでは病気の有無に関わらず、患者さんのお悩みや困りごとについて患者さんと対話を重ね、解決の糸口を一緒に探し、問題解決までの道のりをサポートします。
よくあるご質問の中から、代表的なものについてまとめました。気になるご質問がございましたら、ご確認ください。
◎ 診察に関すること
↓
初めて受診する際に何か準備は必要ですか?
具体的に必要なものは「初診の方へ」のページをご参照ください。その他、特にご準備いただく必要はありませんが、診察の際に聞きたいこと(例えば、病気や治療の見通し、日常生活、仕事・学業のこと等)、伝えておきたいこと(例えば、どのような症状で困っているか、現在服用されているお薬について等)を事前にメモしてお持ちになられるとスムーズです。
診察時間はどのくらいかかりますか?
初診の場合、詳しくお話を伺うため待ち時間を含めて1~2時間程度、再診の場合、待ち時間を含めて30分程度はかかると思います。診察の内容などによっては診察時間が前後することもありますので、受診の際はお時間に余裕を持ってご来院ください。
何歳から受診できますか?
当院では、高校生以上の方を診察の対象とさせていただいております。18歳未満や高校生の方は、保護者の方同伴でご来院ください。
診察に家族や家族以外の付き添い者が同席しても大丈夫ですか?
患者さん本人の了承が得られましたら、同席は可能です。ただし、医師が患者さんのみからお話を伺うのが良いと判断した場合は、付き添いの方には待合でお待ちいただくことがあります。何卒ご了承ください。
診察時に話した内容が外部に漏れてしまうことはありませんか?
医療従事者には守秘義務があるため、診察時にお話しいただいた内容が外部に漏れることはありません。患者さんの同意なく外部へ情報提供をすることはありません。安心して受診してください。
急に症状が悪くなり、次の受診日まで待てそうにありません。当日の受診は可能ですか?
当院は完全予約制となっており、原則として再診の方も予約での受診をお願いしております。しかしながら、通院中の患者さんで著しい症状の悪化がある場合、当日の予約状況等を含めて判断させていただきます。まずはお電話でお問い合わせください。
他院の内科を受診していますが、このような場合も診療情報提供書(紹介状)は必要ですか?
紹介状をご持参いただかなくても診察は可能です。しかしながら、紹介状をご持参いただくと患者さんの治療歴などがわかり、これまでの経過を1からお話しいただくというご負担は減ります。またお薬の正確な情報も確認できるため、診療がスムーズになります。そのため、出来る限り紹介状をご持参頂くようお願いしております。
ナルコレプシーの診療は行っていますか?
当院はナルコレプシー治療薬の登録医療機関ではないため、ナルコレプシーの診療は行っておりません。
診療の経過の中でナルコレプシーと診断された方は、他の専門医療機関にご紹介させていただきます。
発達障害の診断はしてもらえますか?
可能です。自記式の自閉症スペクトラム障害のスクリーニング検査の結果を参考に、患者さんの現在の困りごとやこれまでの生活歴などをもとに医師が診断します。
ADHDを診てもらえますか?
可能です。ですがコンサータの処方は当院ではできかねますのでご了承ください。
◎ 費用に関すること
↓
診察の費用はどのくらいかかりますか?
診察料金は、20歳未満の方、診察開始時刻、診察時間、検査などによって変わります。3割負担の方の一般的な診察料金の目安(お薬の処方がある場合)は初診で2,500円~3,000円程度、再診で1,500円~2,000円程度となります。なお、厚生労働省の規定により平日18時以降・土曜日12時以降の受付は夜間・早朝等加算が適用となり、50点(3割負担で150円)が加算されますのでご了承ください。また、当院は院外処方となっております。お薬を処方した場合には、調剤薬局にて別途薬剤料金がかかります。
カウンセリングの費用はどのくらいかかりますか?
カウンセリングは、自由診療となっております(各種保険、公費対象外です)。1回30分5,000円(税込)あるいは1回60分8,000円(税込)となります。なお、カウンセリングを受けられた当日に、健康保険を使うこと(当院の医師診察・処方箋処方・心理検査等)は、混合診療とみなされるためできません。
診断書等の費用はどのくらいかかりますか?
診断書等の費用については「費用の案内」のページをご参照ください。
支払いの際、クレジットカードは使えますか?
はい、お使いいただけます。当院ではお支払い方法として現金の他に、クレジットカード、交通系IC、PayPayでのお支払いに対応しております。
マイナ保険証ではなく、従来の健康保険証での受診も可能ですか?
はい、現在のところ従来の健康保険証での受診も可能です。健康保険証は月1回ご提示をお願いさせていただきます。また、保険証の変更有無を受診の都度毎回、口頭にてお尋ねいたします。
◎ お薬に関すること
↓
お薬だけ処方してもらうことはできますか?
お薬のみの処方はできません。再診の方でも、必ず診察したうえで必要なお薬を処方させていただきます。
漢方薬の処方をしてもらうことはできますか?
当院では、漢方薬による治療も行っております。患者さんの症状や体質などを考慮したうえで漢方薬の処方を行います。ご希望の際は、ご相談ください。
お薬の副作用や依存性が心配です。
当院では、患者さんのご希望を伺いながら状態や症状に合わせた必要最小限の処方を心がけております。
お薬について少しでも気になる点がありましたら、遠慮なくご相談ください。
◎ カウンセリングに関すること
↓
診察を受けず、初回からカウンセリングだけ受けられますか?
当院では、カウンセリングの適応があるかどうかの判断や薬物療法を含め医師の治療が必要かどうかを判断するため、初診時は医師が診察をさせていただきます。カウンセリングのみをご希望の方も、まずはお電話もしくはWEB で初診予約をお取りください。
他院の精神科・心療内科に通院していますが、カウンセリングを受けられますか?
まずはカウンセリングを受けることについて、通院先の主治医に許可を得てください。その上で当院へご来院の際は、診療情報提供書(紹介状)をご持参ください。初回は医師の診察を受けていただき、当院でのカウンセリングの適応の判断をさせていただきます。
カウンセリングの期間は決まっていますか?
カウンセリングの期間は、患者さんの症状や目的によって異なります。1回~数回で終了する方から年単位で継続する方までさまざまです。終了時期は患者さんご本人の意志と症状などを総合的にみて判断します。患者さんが終了を希望される場合は、むやみに終了時期を引き延ばしたりするようなことはございません。ぜひ安心してカウンセリングをご利用ください。
カウンセリングに家族が同席しても大丈夫ですか?
当院ではカウンセラーが患者さんに個別カウンセリングを行っています。患者さんが話しやすい環境作りを大切に考えており、基本的にはご家族の同席は遠慮いただいております。しかし、やむを得ない事情があり、患者さん本人の了解が得られる場合は個別にご相談に乗らせていただきます。
カウンセリングの予約時間に遅れてしまった場合はどうなりますか?
予約時間に遅れていらっしゃった場合、予約いただいた時間枠の中でのカウンセリングとなり、カウンセリング時間が短くなってしまいます。料金は通常料金(30分の場合5,000円、60分の場合8,000円)となります。カウンセリングの当日は、時間に余裕をもってお越しください。
カウンセラーは毎回同じ方でしょうか?
カウンセリングでは、ご相談を深く丁寧に伺うために原則として毎回同じカウンセラーが担当します。継続して同じカウンセラーと面談することで信頼関係が構築され、その信頼関係を基にご自身の問題に取り組むこともカウンセリングの大切なプロセスの一つとなります。
発達障害に対するカウンセリングは可能ですか?
可能です。発達障害は特性理解と生活への工夫が重要といわれています。心理士が日常生活での困りごとや対人場面での葛藤などを伺い、お一人お一人に合わせて支援して参ります。
◎ 心理検査に関すること
↓
発達障害の詳しい心理検査を受けられますか?
当院で実施している発達障害に関する検査はAQ(Autism-Spectrum Quotient:自閉症スペクトラム指数)のみです。発達障害の判断基準としてよく用いられているWAISなどの知能検査は、当院ではおこなっておりません。(なお知能検査は本来発達障害を診断する検査ではありません)
これまでの経過や症状から発達障害の診断は可能ですが、より詳細な心理検査を希望される方は他の医療機関にご相談ください。
知能検査や性格検査だけを受けることはできますか?
当院で行っている心理検査は保険適用となる、うつ病の症状の程度を測定するCES-D (Center for Epidemiologic Studies Depression Scale)と、認知機能を簡易的に評価するMMSE (Mini Mental State Examination)のみとなります。知能検査や性格検査は施行しておりませんので、ご了承ください。
MMSEの心理検査だけで認知症だとわかりますか?
MMSEの点数だけで認知症であるという診断はできません。MMSEの点数を参考に、日常生活の様子や認知症の症状について丁寧に伺い、総合的に判断して診断をつけていきます。医師が必要と判断した場合、総合病院や大学病院等でより詳しい脳の検査(MRIやCT等)をお勧めすることもあります。
◎ 腫瘍精神科に関すること
↓
がん治療をしている病院の主治医の先生に許可をとる必要はありますか?
主治医の許可がなくても診察は可能です。しかしながら、ご来院の際に診療情報提供書(紹介状)をご持参いただけると、主治医の先生と円滑な連携がとれ、よりスムーズに診療を行うことができます。初診の患者さんはできるだけ紹介状をご持参ください。
がん治療中ですが、不安や不眠などの症状に対するお薬を服用しても問題ないのでしょうか?
当院では、がん治療のお薬と当院で処方するお薬の相互作用には十分注意を払っております。また、がん治療とのバランスを考えて必要に応じて適切なお薬を安全に処方しております。ご安心ください。
周りにAYA世代のがん経験者がおらず、病気や治療のことを共有できる人がいません。孤独です。
AYA世代のがん経験者と経験を共有できる場として「ピアサポート」があります。同じ世代のがん経験者が集い、経験してきたことやこれから経験するであろうことを気兼ねなく話したりできる場です。当院ではピアサポートに関する情報を提供することもできますし、患者さんの孤独感について詳しくお伺いし対応することも可能です。どんな些細な事でもおひとりで抱え込まずに、まずはご相談ください。
子どもがまだ園児ですが病気について伝えた方がよいのでしょうか?
お子さんには「余計な心配をかけたくない」という気持ちになるかもしれません。しかしながら、お子さんは親御さんの様子から普段とは違う状況であることに気づくものです。大切な家族の一員として、お子さんの年齢や性格を考慮しながら、病気や治療について焦らずに伝えるのが良いでしょう。それがお子さんの安心感につながることになります。当院では、お子さんへの伝え方やタイミングについてのお悩みにも相談に乗らせていただきます。
◎ 家族ケア外来(家族相談)に関すること
↓
家族(患者さん)をサポートする上で、自分自身に対して気を付けることはありますか?
患者さんのことを大切に思う気持ちとともに、ご自身のことも大切にしてください。患者さんをサポートするためには、ご自身のこころと体が満たされていることが大切です。そのため、普段からご自身がリラックスできる時間を持つことを心がけてください。ご自身がほっとしたり、楽しむことがことが出来る時間を持つことは、患者さんをサポートしていく上でとても大切なことです。
気分の落ち込みが続いてますが、どのくらい続いていたら受診した方が良いのでしょうか?
気分の落ち込みや不眠など心身の不調が2週間以上続いている場合は受診することをお勧めします。また、生活に支障が出ている場合は早めに受診しましょう。
家族(患者さん)にどのように接すれば良いのでしょうか?
変に特別扱いせずに、なるべくこれまで通りと変わらない態度でコミュニケーションをとることを心がけましょう。変に特別扱いすると、患者さんの孤立感を深めてしまう場合があります。患者さんが出来ること・したいことを無理のない範囲で尊重し、必要なサポートをしましょう。
◎ 遺族ケア外来(グリーフケア外来)に関すること
↓
遺族にはどのような言葉をかければよいですか?
大切な人を亡くしたご遺族は、こころに大きなショックを受け、悲しみの真っ只中にいます。ご遺族には、お悔やみの言葉や「よく頑張ったね」「悲しいなかで、よくやっているよ」といったねぎらいの言葉を伝えましょう。逆に「しっかりしてね」「頑張れ」は禁句です。
また、遺族を傷つける言葉として「寿命だったのよ」「いつまでも落ち込んでいたらダメよ」「あなたの気持ちはわかる」などの言葉があります。もし、このような言葉かけを聞いた場合は「そんな言葉をかけられると余計つらくなるよね」といった言葉でご遺族に寄り添うことも大切です。
遺族をどのように励ましたらよいですか?
励ましや助言ではなく「聴く」ことを優先してください。安易な励ましや助言は、ご遺族を傷つけたり負担感を与えたりすることがあります。ご遺族の言葉に深く丁寧に耳を傾け、否定することなく思いを受け止めてあげましょう。ご自身の思いを安心して話すことができることは、こころの負担の軽減につながり大きな支えとなります。
遺族から「よく眠れない」と相談されました。どのように対応すればよいですか?
不眠になる要因はいくつかありますが、まずは日中運動をしたり、夜にリラックスするなど生活習慣の改善を提案してみましょう。このような日々の生活の中での工夫をしても効果が出ない時は、医師に相談することを検討してください。
また、不眠はうつ病の主要な症状の一つです。不眠に加えて気持ちの落ち込みなど気になる点があれば、早めに心療内科や精神科への相談を検討しましょう。
遺族ケア外来では、ペットロスの相談も可能ですか?
当院の遺族ケア外来では、ペットロスの相談も可能です。大切なペットを亡くされた後のお気持ちに配慮しながら、丁寧にサポートさせていただきます。
◎ その他
↓
心療内科と精神科は同じですか?
心療内科と精神科は、厳密には違います。総合病院や大学病院では心療内科と精神科は分かれていることが多いですが、クリニックではあまり区別せずに両方の診療科を標榜しているところが多いです。当院も心療内科と精神科を区別せずに診療しています。
診察とカウンセリングの違いはなんですか?
診察でも、患者さんのお話をお伺いして、お悩みや困りごとを一緒に整理したりするといったカウンセリングのような関り方をすることもあります。しかしながら、病気を治療するという観点から、患者さんの症状の改善・解消を目的に治療を行います。特にお薬の調整を伴う治療は医師にしかできません。
一方、カウンセリングでは病気の有無に関わらず、患者さんのお悩みや困りごとについて患者さんと対話を重ね、解決の糸口を一緒に探し、問題解決までの道のりをサポートします。