ご家族が病気の治療を受けている中で、支える立場にある方が強い疲労感や気分の落ち込みを示すことがあります。「最近元気がない」「眠れていない様子がある」「何事にも意欲がわかない」といった変化に気づき、心配になるご家族も少なくありません。
家族を支える立場の方は、自分のつらさを後回しにしてしまいがちです。「自分がしっかりしなければならない」「弱音を吐いてはいけない」と無理を重ねることで、こころの負担が蓄積してしまうことがあります。その結果、うつ状態に近い症状が現れることもあります。
次のような状態が2週間以上続いている場合には、専門的な相談を検討することが大切です。
・気分の落ち込みが続いている
・眠れない、または眠りすぎてしまう
・強い疲労感が抜けない
・集中力が低下している
・将来に対する強い不安や絶望感がある
家族がうつ状態になる背景には、長期にわたる介護や付き添い、経済的な不安、将来への心配など、複数の要因が関係していることがあります。ご本人が自覚しにくい場合もあり、周囲が変化に気づくことも少なくありません。
家族ケア外来では、ご家族のこころの状態を丁寧に評価し、感情の整理やストレスへの対処法について一緒に考えていきます。必要に応じて、不眠や強い不安などの症状に対して専門的に対応します。
家族が安定することは、患者さんの治療や生活にも良い影響をもたらします。支える側が無理を重ねるのではなく、適切なサポートを受けながら関わることが大切です。
「家族の様子が心配」「相談に行くべきか迷っている」といった段階でも構いません。気になる変化が続いている場合には、ご相談ください。





